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執筆者の写真尾飛良幸DMT

歌の呼吸はイメージ1つですぐ激変する

更新日:2022年9月30日

※このブログで紹介しているメソッドは基本的に尾飛良幸オリジナルです。


こんにちは。尾飛良幸です。


ボイトレでよく先生が「空気が背中を通って、腰に入るイメージで吸って〜」と言ったりします。


歌のレッスンでの指導ワードって、結構謎なものが多いですよね。

「耳から息吸って〜」とか

「大地のエネルギーを足の裏で感じて〜」とか

「天井から吊らされてる感じで〜」とか。


私も歌を習い始めた頃は、これらの言葉が本当にチンプンカンプンでした!

今思えば、体の仕組みを知らないから、混乱していたんですよね。


例えば、最初の「空気が背中を通って、腰に入るイメージで吸って〜」っという時の話。

私の経験上、生徒さんで「肺の位置と大きさ」をきちんと把握している人は、ほんの一握りです。ほとんどの人が「肺は胸の辺り???」という感じです。


よくある間違ったイメージは、下の図の一番右。

胸の上の方に「ちょこん」とある感じを想像している人が本当に多いです。


でも実際は、前側はみぞおちのちょっと上まで。

背中側は、ウエストの少し上くらいまで肺があると思って、いいと思います。


一番右の「間違った認識」の人に、「空気が背中を通って」と言っても、背中側に肺があると思ってないから、チンプンカンプンですよね!


さらには「腰に入るイメージ」に至っては、「腸に空気が入るの??」なんて思ったりしちゃいます。だって、腰の内側は「内臓」と思っているから。



 

肺って、本当はとても大きいですよ。


標準的な肺活量で

男性:4000-4500mL

女性」3000-4000mL


ペットボトルで想像してみてください。これが胸の中に上の図のように入っています。


そしてそれだけ大きい肺ですから、空気が入る位置も様々ですね。

では歌の時は、どの位置の肺に空気を出し入れしたらいいのでしょうか。

これは上の図のように、まさに背中側のウエストの上。

親指が後ろに来るように、腰に手を当てた時の親指の位置の10センチくらい上かな。


息を吸う時は、そこに空気が入り、そして、吐くときは、おへそのあたりから、お腹を押し込むようなイメージで、その「背中側のウエストの上」の空気を押し出す感じになります。


この吐く時に気をつけるのは、「腹筋に力を入れるのではない!」ということですね。

この辺は実際にレッスンでみてあげると、一発でわかるのですが、こういうテキストだとなかなか伝えづらくて、歯痒いですね。


でも、この「背中側のウエストの上」の肺を意識するだけで、とても歌に適した呼吸になりますので、ぜひ試してくださいね。


個人的に詳しく知りたい人は、体験レッスンにお越しくださいね。


※なにか「使い方」や「練習方法」などで、教えて欲しい事や質問がある場合は、コメント欄にコメントいただくか、お問い合わせフォームからご連絡ください。メールでの回答は無料でお答えしております。







尾飛良幸の





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