※このブログで紹介しているメソッドは基本的に尾飛良幸オリジナルです。
こんにちは。尾飛良幸です。
歌を習ってる方で「先生の歌を聴いた事がない」と言う人が、実は意外と多いんです。
これ、昔から不思議だなあって思っています。
もしかしたら『自分に必要な事が習えれば、先生の歌は聴かなくても良い』と思っているかも知れません。
30年歌を教えたり、自分自身もステージで歌ってきた経験から感じるのは、やっぱり『先生の歌は聞いてから、歌を習ったほうが良いですよ』ということ。
どんなに信頼のある方から、紹介してもらった先生だったとしてもです。
ご存知の通り、歌のジャンルは様々です。
オペラ、シャンソン、ロック、ソウル、民謡などももちろんそうですが、アイドルはアイドルらしい歌い方がありますね。
やはり歌手は、自分の専門ジャンルは上手に歌えるのは当然ですし、名シンガーになるほど、他のジャンルも上手に歌えます。
でも、やっぱりその専門家にはかないません。
例えば私の場合、演歌は教えられません。
自分が演歌を歌わないし、実際歌うととても下手ですw
よくオペラの凄い方が、ポップス歌うと、ちょっと違和感のある歌い方になってたりします。やっぱりオペラはオペラの歌い方があり、ポップスも同じですね。
なので、歌を習うならば、自分の先生がどんなジャンルを歌う人なのかを、知っておく方が良いと思います。
またその先生ができないことは、生徒さんには教えられません。
ロックでよく使う「シャウト(叫び)」をやらない先生は、シャウトは教えられません。
極端なことを言えば、歌が下手な先生や声が出ない先生は、その先生以上のスキルは教えることができません。
『先生なんだから、声が出ないとか、歌が下手とかないでしょう』
と思うかもしれませんが、実際は違います。
そしてこれも意外だと思いますが、ライブをしたことがない先生もいます。
ライブをしたことない先生は、ライブに向けての心構えや準備の仕方を教えることができません。
なので、ライブをガンガンやっていきたい!という生徒さんに正しい指導はできません。
もちろん、どんなジャンルの歌だったとしても「声を出す」ことには変わりないので、その基本中の基本は、ジャンルに関係なく『同じ』だと私は考えています。
でも基本ができたからと言って、すぐにオペラが歌えるわけでもなく、演歌が歌えるわけでもありません。やはりそこは専門のスキルが必要になりますね。
病院で考えれば、自分が直して欲しい病気をちゃんと治療できる先生や、病院を探すと思います。
お腹が痛いのに、皮膚科に行く人はいないわけです。
最近はネットで先生のプロフィールを読んだり、病院の評判を確認したりしますね。
歌の先生にも、そうしたことをしてみて頂くと、良いのではないかと思っています。
・実際に歌を聞いてみる。
・ライブに行ってみる。
・先生の話し方を見てみる。
・ブログやSNSの内容を読んでみる。
そんなことをしてみると、自分の学びたいことを、気持ちよく教えてくれる先生かが、すぐにわかると思います。
先生として必要なスキルとして、私が30年音楽を教えてきた個人的な感想としては、
・先生自身の歌のうまさ
・課題発見のうまさ
・教え方のうまさ ではないかと思います。
そしてもしも、レッスンに3ヶ月通っても「歌が激変した」と感じなければ、先生は変えたほうが良いと思います。
その先も、おそらく何も変わらず、ずっと一緒です。
ちょっとくらい変えるのは、実は誰でもできるんです。ボイトレの先生じゃなくてもね。
本当の先生は、激変させることができます。
もちろん生徒さんとの相性もありますので、そういう意味でも『3ヶ月』というのは、一つの判断基準として良いと思います。
私のやっている『マンツーマン ボイトレ体験コース』を3回パックにしているのは、そういう意味もあるんですね。
歌を学ぶことは、人が生きる上での大切なことを学ぶのと、同じだと私は思っています。
多くの「歌が好きな方々」が、より良い先生に巡り合って、歌の素晴らしさと自分自身の才能に気づき、自信を持ってその才能を開花されることを、心より願っています!
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