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執筆者の写真尾飛良幸DMT

ボイトレで重要な「つなげる練習」

更新日:2022年1月12日

※このブログで紹介しているメソッドは基本的に尾飛良幸オリジナルです。 歌がより効率よく上達するためには、どうしたらいいか。

私自身が歌が下手だったため、そのことはずっと思い悩んできました。


かつては「腹式呼吸で歌えれば、歌が上達する」と思い込んでいたので、ずっとそのことばかりやっていましたね。

でもいくら呼吸法やっても、歌が上手とは言われない。


いい歌ってなんだ?

歌が上手いってなんだ??


常にその葛藤です。


実際、歌では「技術力」「表現力」「心の統制力」の3つをバランスよく練習する必要があります。


例えば「腹式呼吸」はこの「技術力」にあたります。

でもね、「技術力」って『いかに楽に凄い声が出るか』と言うものなので、どんなに鍛えても「感動する歌」にはならないんですよ。

凄い声にはもちろんなりますよ。


でも「凄い声≠感動する歌」ではないですよね。 つまり、歌のレッスンでは「自分が今やっている練習は、何をしているものなのか」をちゃんとわかってないと、とんでもなくズレた結果になる、と言うことなんです。



 

さて、「技術力」もその中身をよく見ると、次の3つに分類されます。


・「姿勢/呼吸」

・「発声」

・「歌唱」


で、ここで重要なのは「それぞれは、お互いに連動している」と言うこと。


他のスクールでレッスンを受けてきた生徒さんが「こんなレッスンをしてきました」と教えてくれました。



1、「軽くストレッチしましょう」と、軽く体操

2、「じゃあ、呼吸をやってみましょう」と、吸ったり吐いたり。『ちゃんとお腹を意識して〜』と言う程度の指導あり。

3、ピアノに合わせて、発声練習を一通り。途中「リラックスして〜」と言う感じで指示がでます。

4、最後は先生のピアノに合わせて歌ってみます。



と言う感じ。

これは結構ボイトレスタンダードなレッスンではないでしょうか?


でもね、これは「姿勢/呼吸」「発声」「歌唱」が独立してしまっているんです。


どういうことか。


この3つのカリキュラムの間には「つなげる練習」があるんです。

つまり、正確に言うと、レッスンは5つの段階になる、と言うことなんです。


図に書いてみました。



 

『姿勢/呼吸』から『発声』につなげる練習で、最も私が効果的と考えている練習。



それが

英語の「Z」の発音で、声と息を混ぜて『Z〜〜〜』と伸ばすもの。



注意点は、息の「スー」っという音が消えないこと。

息と声がずっと一緒になっていることが大事です。

そしてこの『Z〜〜〜』で発声練習をします。あるいは歌のメロディーを歌っても効果的ですね。


こうするとね、「呼吸」で気をつけて意識したことを、そのまま継続しながら「声」が出せるんです。


いきなり「あ〜」で発声練習すると、この「呼吸での意識」が抜けちゃうんですよ。

だから「呼吸での意識」と「発声での意識」を両方感じる練習が、非常に大事!


こんな感じね。



これは本当に効果的なので『呼吸法たくさん練習しているのに、声が全然出ない!』と言う方は、ぜひしてみてくださいね。 すごく声が出るようになって、自信つきますよ!



より詳しく知りたい方は、無料声診断にきてね^^



尾飛良幸の



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