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執筆者の写真尾飛良幸DMT

「こぶし(フェイク)」の隠されたルール

更新日:2022年1月12日

※このブログで紹介しているメソッドは基本的に尾飛良幸オリジナルです。 歌の上手な人が、間奏部分や歌の途中でちょっとした「こぶし(フェイク)」を入れますよね。

あれが入ると「お!かっこいい!」と思う方もいると思います。

元々のメロディーに、ちょっとした装飾音が入るわけですが、今日は「こぶし(フェイク)」のルールの一つを紹介しますね。

この内容は、音程を良くして、音痴克服にも効果が高い練習なので、ぜひ試してみてくださいね。


 

まず、アドリブでソロを演奏するという代表撃な楽器は「ギター」ではないでしょうか。

ギターリストは、自分のソロパートが来ると、かっこいい演奏をしてくれますね。

その場の雰囲気で、自由にメロディーを奏でていきますね。


バックでは次々と、色々なコードが演奏されているのに、彼らはなぜ「音が外れた感じ」にならないのでしょうか?


もちろん色々な理由はありますが、基本の一つに「ペンタトニック・スケールで演奏しているから」というものがあります。


この『ペンタトニック・スケール』はとても優れもので、これを使うとどんな和音がやってきても、音が外れた感じがしなくなるんです。

(注:もちろん「キー」は合わせますよ。今回この話はまたの機会に)



 

さてさてまずは「スケール」って何か?

簡単にいえば「ドレミファソラシド」です。


実は音楽の世界では、一般的に知られている「ドレミファソラシド」以外にも、様々な「ドレミファソラシド」が存在します。


そのうちの一つが「ペンタトニック」というわけです。


詳しいことは割愛しますが、簡単にいえば「ドレミファソラシド」の「ファ(4番目の音)」と「シ(7番目の音)」を抜いたものですね。


「ドレミ×ソラ×ド」


このスケールで演奏すると、音が外れた感じがなくなるという、なんとも音楽の不思議ですね〜。


 

つまり、かっこよく「こぶし(フェイク)」を入れる場合も、この「ペンタトニック・スケール」を利用するんですね。


そうすれば、音が外れた感じがなく、なんだか自由にメロディーを歌っているようになります。


このペンタトニック・スケールは、世界的にはどうも「土着的」なもののようで、日本人の私たちにも馴染みのあるものです。


ではどのように練習するか。


1:ペンタトニック・スケールで1オクターブ上がったり下がったりしてみましょう

2:動画の例にあるように、一音づつ音を増やしていく練習をします。


文字で書くと、本当に余計混乱するとは思いますが、、、、


ドレド

ドレミレド

ドレミソミレド

ドレミソラソミレド

ドレミソラドラソミレド


ということです。


最初はゆっくりこれを繰り返しますが、慣れてきたらどんどん早くしてみてください。


フェイクが上手な一流シンガーは、どうもこれが「テンポ128程度で、16分音符」くらいでできるようにしているようです。


文字で書くより聞いてみてくださいね^^



 

ということで、いかがでしょうか?


この練習は、本当は自分の練習曲のキーとテンポに合わせて練習すると、一番効果が発揮されますが、それこそこのブログでの文字情報で書くと、大混乱にさせてしまうと思いますので、また機会を作って動画で紹介したいと思います。



より詳しく音痴矯正に興味ある方は、ぜひボイトレ体験コースにご参加くださいね。



8月8日の尾飛良幸ソロライブ(オンライン)も、聞きにきてください



尾飛良幸の



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