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執筆者の写真尾飛良幸DMT

歌の4つのステップでわかる自己の探求への旅

こんにちは。作曲家/シンガーソングライターの尾飛良幸です。

このブログは、30年以上の音楽活動を通じて気づいたことを、徒然に書いています。


今日は、ここ最近よくレッスンでお話しすることが多くなった内容を、書きたいと思います。


これまで私は30年間、うたとシンガーソングライターのレッスンをしてきて、本当にさまざまなタイプの人と出会いました。

よく観察してみると、大きく分けて4つのタイプがあります。

このタイプは歌の世界だけでなく、一般社会でも通じるものですので、参考にしてみてください。


4つのタイプは以下の感じです。


・Aさん:元々小さい頃から歌が上手で、自分もうまいと知っていて、周りからもうまいと言ってもらえている。 ・Bさん:他人からうまいと言われるほどの実力があっても「そんなことない」と自分の実力や能力を否定している。

・Cさん:自分を上手いと過信しているが、周りからは「下手だからもっと練習しなよ」と言われている。

・Dさん:他人から下手と言われ、自分でも歌が下手だと強く自覚している。

4つのタイプ


これらの違いが、どのように歌へのアプローチに影響するのでしょうか?


・Aさん:

例えばAさんがアイドルだった場合、Aさんは自分が可愛いと知っていますし、周りの人たちもそう思っています。またそれについて「イヤミ」な感じも、周りに与えません。

Aさんは、何をしても自分が可愛いと知っていますので、特に何かをしようとせず、いつもの自分らしく行動します。「写真を撮ります」と言われても、普段と同じにしています。

歌でも同様で、自分が上手いことを知っているので、無駄な気負いや力みがありません。



・Bさん:

みんなから「歌がうまい」や「可愛い」と言われているのに、自分では「ダメだ」と思っているBさんは、Aさんと同じように「写真を撮ります」となった時に、わざと"可愛い顔"をします。歌も同じです。みんなから「上手い」と言われているのに、自分が上手くないと思っているので、必要以上に上手く歌おうとしたり、個性的に歌おうとします。

反面、自分が「まだまだだ」と思っているので、常に努力し練習しようという姿勢を持っている人でもあります。



・Cさん:

自分は歌が上手だと思っているCさんは、みんなから「驚くほど下手だ」と言われても、そのまま歌います。

でも、自分の実力を過信しているため、他人の意見やアドバイスを受け入れられません。



・Dさん:

「ごめんなさい、歌が下手です」と思い続けているDさんは、カラオケに行っても、歌わないことが多いです。たとえ歌ったとしても、周りからあまり良く思われないと言うこともわかっているので、すでにそれについては放棄したり諦めている場合が多いです。

場合によっては、自分の才能や周りの人のことや、自分の両親を恨んでいることもあります。


歌う人


ではこれらの人たちが、次のステップに進むために、どんな行動を取れば良いでしょうか。

私がこれまでレッスンをしてきた中で、以下のような考えに行きついています。

・Aさん:

自分自身の能力や魅力を、さらに磨いていこうと、目標や向上心を持つと、さらに良くなっていきますね。


・Bさん:

みんなから「素晴らしい」と言われていても、自分では「ダメ」と思っているBさんは、自分を常に否定してしまいます。

それは、他人と自分を比べてしまう場合にそうなります。ですから、人と比較することを止めることが大切です。


そしてさらに

「自分ではダメだと思っているし、自分では100点満点中5点か10点だと思っているけど、みんなが良いと言ってくれている、それでもいいよと喜んでくれる。だからその気持ちに感謝して、みんなの言葉を信じて、とにかく楽しく自由にやってみよう!」という気持ちで、吹っ切って楽しむことで、大きく飛躍します。


ちなみにBさんは、Dさんから成長してきた人だなと感じることが、私は多いです。



・Cさん:

Cさんは最も難しいケースと感じています。

自分を過信しているため、他人のアドバイスを受け入れられないことが多いのです。


例えば私が「このような部分を練習すれば良いよ」とアドバイスすると、「私はもうすでにできています」と反論します。さらに「私が練習したいのはこれですので、他のことは言わないでください」と、自分の基準で全て判断してしまいます。


でも、このような方をよく観察すると、実は全くもって怠けている人が多いです。

日常生活のちょっとした場面であっても、言われたことを思い出してやってみよう、と思うことは、微塵もありません。

なぜなら、自分が「できている」と思い込んでいるからです。


なので、毎回レッスンでの進歩はありません。にも関わらず、課題をお話しすると「私はできています」と反論します。


こうした人たちの話をよく聞いていると、実は彼らの目標設定は極端に低く、「私はこのレベルで満足です」と思ってます。そしてその背景には、自信が持てないという感情があり、「私はこれ以上は無理だ」と、ものすごい自己否定感を感じているのです。


Cさんは実は「隠れDさん」なんです。

そこで大切なのは、Cさんが他者の意見を素直に受け入れ、自分を客観的に見ることです。そうしていくことで、Cさんは段々と「隠れDさん」から「真性Dさん」になり、その後Bさん→Aさんへと進むことになります。




・Dさん:

人からも否定され、自分でも自分がダメだと思っているDさんが、「それでも好きだからやってみよう!」「もしかしたらできるようになるからチャレンジしてみよう!」と思い、行動を始めると、もうそれは次のステップに進み始めたことになります。


Dさんが諦めずに、コツコツと動き始めると、実はとても強いです。

なぜなら、できることがどんどん増えて、凄く楽しくなっていくからです。

楽しい楽しいと続けていけることで、Dさんは、いつしかBさんになっていくんです。つまり、自分ではまだまだと思っていても、周りの人からの評価が変わっていくんですね。


そうしたら最後は、Bさんと同じように、周りの方のエールに感謝し、自分のできることを楽しく自由にやろうと決めれば、いつしかAさんのように、自然に実力が発揮できるようになるんです。


カラオケ


物事を捉える時に、自分にどんな特徴があるかを知ると、歌へのアプローチや行動に変化や影響が起こります。そして、その自己認識を変えることで、さらなる成長ができるようになります。



特にBさんは、「周りからどんなに良いと言われても、自分では全然そう思えない」と感じてしまうことがあると思います。

でも、こう思ってください。


『周りの5人から同じことを言われたら、それは客観的事実であり、真実です』


過去を振り返ってみて「あなたは良い声ですね」「可愛いですね」「お話が上手ですね」などなど、褒めてもらったことは、ありませんか?

それが5人に言ってもらえていれば、それは真実です。


だから、その言葉を信じてください!



今回のお話しで、「私はBさんだな」とか「私はDさんかも」と感じて、自分の才能の素晴らしさを感じ、同時に妙なこだわりや意地のようなものがあるならば、それは手放してもらうことで、次のステップに楽しく進んで頂けると、私は信じています。

このブログが、そのきっかけになったら嬉しいです。


今日もあなたの1日が素晴らしい日になりますように、お祈りしています。

私たちが自信と勇気を持って、美しく明るく豊かで楽しく幸せに生きれる時代にしていきましょうね。


それでは今日も、楽しい音楽ライフをお過ごしください。

 

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