こんにちは。 8月8日に、YouTubeライブでまた「尾飛良幸Live Station8月号」ソロライブをします。
今回も楽しいライブなので、絶対聴きに来てね!
私が、ステージで初めて歌を歌ったのは、中学3年生の町内の夏祭りでした。
軽トラックの荷台に、バンドメンバーの楽器を乗せて、私は3曲ぐらい歌ったと思います。
はじめてのステージで、すごく緊張したのを覚えてます。 ステージが野外だったので、町内に鳴り響く自分の声が、とても恥ずかしかったですね。
でも、なんだかとても楽しく気持ちが良いな、と思ったのも確かでした。
※写真はイメージです
そしてその秋に、中学校の文化祭があり、バンドでステージに立つことになりました。
そのリハーサルで歌を歌ったところ、先生から『歌が下手なので、本番は「歌なし」でいきましょう』と言われました。
結果的に本番は、簡単な鍵盤を弾くだけで、歌は歌えませんでした。
高校に入ってバンド活動が続き、同時に合唱部にも所属しました。
朝から晩まで、歌を歌い続ける毎日が続き、高校3年生のときには、バンドコンテストで全国大会に出たり、合唱コンクールでは県大会で優勝もしました。
バンドでの最終大会の会場は「横浜スタジアム」で、2万5000人のお客さんの前で、歌を歌う機会をいただきました。
思えば、私の人生で一番大人数の前で歌を歌ったのは その時でしたね。
※写真はイメージです
その後も、歌は続けてましたが、あまりに表現力がないため『ロボットボイス』と呼ばれたり、偶然出会ったプロミュージシャンからは『才能がないから、歌は諦めろ』と言われたり、20代の半ば過ぎまでは、かなりケチョンケチョンに自分の才能を、否定された毎日でした。
それでもなぜか、歌を歌う場所は用意してもらえたことが多く、日本青年館で歌ってみたり、厚生年金会館で歌わせてもらってみたり、Zepp Tokyoで歌ってみたりと、いわゆるホールで歌う機会が多い20代でした。
※写真はイメージです
しかしその後、私が歌うときのお客さんの人数はどんどん少なくなり、300人のホールワンマンを最後に、ホールでのステージはなくなり、50人規模のライブハウスで定期的に歌を歌った後は、ほとんど聞く耳を持ってくれないレストランのお客さんの前で、歌を歌うなどし続けてきたなぁ、と今思い返しております。
まぁ「才能がない」と言われ続けていたので、そんな大人数の前で歌える才能もないんだろうなぁ、なんて、心の中では思ったりしていましたね。
そして、ここにきてコロナがやってきました。
もうもはや、お客さんの前に立つことすら、できなくなってしまいました。
でも、ほんとにほんとにありがたいことに、そんな私の歌でも聞きたいと言っていただく方がいらっしゃり、そんな期待に少しでもお答えできればと思って、今年5月の誕生日にオンラインのライブをやってみました。
もう目の前に、お客さんは誰もいません。
私はたった1人で、小さな部屋の中で一生懸命歌を歌うだけです。
でも、 でもですよ、ネットを通じて20人の方が私の歌を楽しんでくれました。
「なんだたった20人かよ」と思う方もいるでしょう。
はい。20人です。
しかし、私にとっては「たった20人」ではなく
「20人もの方々」なんです!
だって、本当にこれまで何度も、諦めろと言われてきたんですから。
今はこうして、小さな部屋でたった1人で歌を歌うことになってしまいましたが、ここまで何もなくなってみて初めて『あきらめなくて、よかった』と心の底から思ったんです。
歌のレッスンで生徒さんから「どうやったらプロになれますか?」という質問がよくあります。
私はその度に「やめないこと」と伝えてきました。
それは同時に、自分自身にも言い聞かせてきたんだな、と思っています。
※写真は20代半ばの尾飛良幸
爆発的に売れることもないし、2万5000人のお客さんの前で、また歌えることもあれからなかったけど、それでも私の歌を、少しでも待ってくれている人がいるんだということが、私にとって大きな誇りになりました。
本当にありがとうございます。
大きな『見栄えの良い結果』ではなく、小さいながらも心温まる歌が歌え、それを聞いてくれる人が集まる場を、育てていければいいなと思っています。
8月8日は、 前半がトークライブ、ゲストの藤野櫻子を挟みまして、後半はこれまでのオリジナル曲によるライブとなってます。
※写真は藤野櫻子
今後は毎月定期的にこのライブを開催していく予定です。
これまでの、自分の経験やできる限りの能力で、楽しいステージを作りたいと思っていますので、お時間ある方は下記の「尾飛良幸Live Station8月号」詳細ページを、ぜひご覧になってください。
当日、画面越しではありますが、皆さんにお会いできるのを、本当に楽しみにしています
今日も、遊び心と正しいフォームで豊かで、楽しい音楽ライフな1日を!
尾飛良幸の
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