こんにちは。作曲家/シンガーソングライターの尾飛良幸です。
このブログは、30年以上の音楽活動を通じて気づいたことを、徒然に書いています。 自分たちの体はどこから来たのか?
自分がどこから来たのか?
と考えると、もちろんお父さんやお母さんから生まれました。
お父さんとお母さんも、おじいちゃんおばあちゃんから生まれたわけで、その先にどこに行くのかと、いつも考えるんです。
それはダーウィンの進化論があるとすれば、ゴリラになったり、チンパンジーになったりするかもしれません。
その前は両生類かもしれません。魚になっていって、さらに昔に遡っていくと、最終的にはミトコンドリアのような生物になるかもしれません。
さらに進むと、それが分解され、それを構成する分子になるかもしれません。
そして、そういった分子がどこから生まれたかという話なんです。
分子が生まれたのは、宇宙が始まった頃まで遡るかもしれません。つまり、宇宙が生まれた時にできた、分子、原子、量子など、目に見えない微細なものが、私たちの体を構成しているかもしれません。さらには本当に宇宙が始まった「瞬間」にまで遡ることになります。
つまり、ビッグバンがもし正しいなら、その光の中から分子が生まれたということになります。
ビッグバンは、この巨大で壮大な宇宙を作った爆発ですよね。
非常に高いエネルギーで宇宙を生み出すほどの爆発なので、かなり驚異的です。
そのエネルギーから分子や原子などの粒子が次第に結合し、成長し、発展し、私たちの細胞の一部になっているということです。
つまり、私は「私たちの体と心を構成している材料やものは、ビッグバンのエネルギーを受け継いでいる」と思ったんです。
極端な考えかもしれませんが、そう思います。
私たちがビッグバンのエネルギーを持って生まれた存在ならば、何かを成し遂げることは不可能ではないはずです。
宇宙を生み出すエネルギーを持っているんですから。
そのエネルギーを持っている私たちは、多くのことを成し遂げることができるはずです。
そして細胞などは「振動」から生まれています。
すべてが「振動」によって生まれており、光も振動から生まれています。
例えば、空気が振動すると音になりますね。
その振動が、さらに細かくなってくると、電磁波と呼ばれるものに変わり、それがさらに細かく振動すると「光」になります。
そして、それがさらに細かく振動するとX線など、放射能のようなものに変わっていくわけですが、全てのものが「振動」しています。
したがって、私たちの体の中には、ビッグバンの振動が含まれていると言えます。
つまり、宇宙の根源的な振動が私たちの内部に存在しているわけです。
これは、最高次元の振動であり、非常に高い振動数です。
このような振動を私たちが持っており、それは宇宙と同じ振動をしています。
なぜなら、私たちは宇宙から生まれてきた存在だからです。
言い換えれば、宇宙の振動と私たちの振動は同じであり、共鳴しているのです。
だから「共鳴」を意識的に行わなくても、本来はすでに共鳴しているのです。
宇宙は美しく、世界は豊かさで溢れていますが、私たちの体の中にも、その豊かな宇宙と同じ豊かな振動があります。
「私にはそんなことはない」と誰かが言ったとしても「あなたの体は、ビッグバンのエネルギーから生まれたものでできています」と私は答えます。
私たちが「体」を持っている限り、高い次元、高次元と呼ぶべき振動を既に持っています。
ただ残念なことに多くの場合、「共鳴しない状態」になっていると思います。
そしてなぜ、私たちは「豊かな気持ち」にならないのでしょうか。
その理由は、私たちが高い次元の波動を意図的に下げてしまっているからです。
高い次元の波動を下げる行為をしなければ、私たちは本当は常に、高い次元の波動を持って生きているはずであり、そしてそれは非常に簡単なことなはずです。元々高いわけですから、下げなければいいのです。
では、何が波動を下げることなのか。
ある人が教えてくれたのですが、それは「怒り、憎しみ、嫉妬、不安、悲しみ」などの負の気持ちです。
また、起こっていない出来事に対する「不安や恐怖」も挙げられます。
それに加え、楽しいことに興奮しすぎて現実を見失うことも、波動を下げる要因とされています。
例えば、夢の国のような大手アミューズメントパークに行くと、テンションが上がり、楽しい一日を過ごすと思います。これは一見波動が上がる行為のように見えますが、それが行き過ぎると、後で買い物代に高額な金額を無意識に支払っていたことに驚くことがあります。
これは楽しみに浸りすぎて、現実感を失ったということですね。
これも波動を下げる行為とされています。
その他にも、姿勢が悪かったり、寝不足や、不安による過剰な飲食、太陽の光を浴びないことなども、波動を下げる行為に含まれます。
これらを行うと、本来持っている高次元の波動が低下し、自信を失うことになります。
現在、世界が大きく変化しており、過去のように「与えられた環境の中で生きる時代」は終わりました。
これまでは「優劣をつける」のが当たり前であり、与えられた環境の中で各々が激しく競争してきた歴史があります。
しかし新しく始まった「与えられた環境がない時代」では「優劣」をつけず、「役割」や「係り」の観点から人と接することが大事です。
私はよく「アリ」を例にして物事を考えるんです。
アリの巣って、すごく組織的です。ものすごく大きな組織として自分達の生きる環境を作ってます。
アリたちは「誰かから与えられた環境」ではなく、自分たちで作った環境なわけですけど、そのアリの巣にも女王アリとか、働きアリといった「役割」があります。
でもあの「女王アリ」が偉いのか、かわりに「働きアリ」は偉くないのか。
それは違いますよね。つまり「ラベリング」は「優劣」ではなく、その役割を示しているだけです。
それが大事だと、私は思うんです。
「人から与えられる環境がなくなった時代」という新しい時代に今なりましたから、「優劣」を持って生きていくことはできないんです。
何故ならば「自分たちで自分が生きる『住みやすくて心地よく生きれる環境』」を、作っていかなければならないから。
これまでは「勉強したいな」と思ったら「では学べる環境を用意しておきましたので、学校に行ってください」というのが当たり前でした。
今ももちろん学校はちゃんとありますが、近い将来、そういう事が、なくなるかもしれないという事です。
そういう時代になったということです。
普通病気になったら「病院に行きましょう」と、治療の環境が用意されてます。
でもコロナ禍では、臨時的ではありますが「病院に行けない」という状況が事実ありました。
もちろんこれも、しばらく経ったら落ち着くと思いますが、全てが元に戻るとは限らないという時代になったという事です。
これらは一つの例として書きましたが、今後いろいろな物事において「ここに環境があるから、そこに行けば大丈夫。そこに行けばやってくれる」というものが、なくなる可能性が非常にある時代になったんです。
ですから自分が「病気になりました」「勉強したいです」と言っても、そういう準備された環境がないわけですから、今後は自分でその環境を作ったり探していく必要があります。
もしそうした環境を自分で作っていくとしたら「俺は偉い」とか「あの人は偉い」「あいつはダメだ」とかって言ってたら、より良い環境は作れないわけです。協力できる人たちと、できる限り協力し合いながら、新しい環境を作っていかなくてはいけない。
だから「優劣」を持っては生きていけない時代になったという事なんです。
先ほどのアリの例で言えば、アリたちは「自分たちが生きていく環境」を自分たちで作っていく必要があります。
「あいつが文句を言ってた」とか「あいつ偉い」とか、そんなことよりお互い役割分担をしっかりして、「みんなでこの社会を守っていきましょう」と協力して生きてるから、大きなトラブルもなく暮らしているわけです。
(実際、アリがどんな会話をしているかは、全く分かりませんが、私が外から見てる限り、アリはみんな元気に生きています)
そうやって良い時代にしていくために「この社会を守っていきましょう」と、コツコツとお互いの役割をこなし、お互いの個性を尊重し合っていう活動をするべき時なんですね。
さて、どうして私がこのような考えに至ったかというと、実はこれも音楽から教えてもらったんです。
音楽には「ジャンル」があります。例えば、ロックとか、クラシックとかヒーリングミュージックとか、いろんなのがあるわけです。 そしてそのジャンルに対して、個人個人の「好み」はあります。「好き」とか「嫌い」とかね。
しかし音楽のジャンルには「偉い」とか「レベルが高い」とか「すごい」とか「悪い」とか「低い」はありません。
何故なら実際、音楽自体は、ただの「波」です。空気の波「振動」です。振動の色の違いです。
だから、その振動の違いで、どれが良いとか悪いとかありません。「偉い波」「偉くない波」というものもありません。
「波」よる人への「効果」については、それぞれ特徴はありますよ。
「癒される」とか「不快に感じる」とか。
でもそれは個人の好みや感覚ですから、上下や優劣をつけることではありません。
私が昔レッスンをしている時に、私が興味がなくて聞いてこなかったジャンルの音楽を、すごい好きな生徒さんがいたんです。
彼の好きな曲を聞いても、私には何がいいんだか全然わかんないんです。
ですので、興味がないジャンルのレッスンをするのが、最初すごく嫌だったんです。
でもちょっと考え方を変えて、ここは一度「好き嫌い」を抜きにして、そのジャンルを理解してみようと思ったんです。 そして、その生徒さんに「このジャンルの、どういうところが好きですか?」とたくさん質問してみました。生徒さんはすごい喜んでたくさん答えてくれました。そしてさらには、カセットテープにたくさんそのジャンルの歌を、録音して持ってきてくれるんです。
私も彼の熱意を受け止めようと、色々と聞いたのを覚えています。
そうしたら、最初は全く関心がなかったそのジャンルの曲が、だんだん「あ、確かに面白い」と思い始めたんです。
つまり、食わす嫌いだったんですね。
彼からの解説もあって「あ、こういうところを聞いてるのね。なるほど、そうやって聞けば、絶対に面白いよね」と思うようになったんです。
その時初めて「音楽は優劣じゃない。単に私が「いいところ」を知らなかっただけなんだ」と痛感しました。
それ以降、相手のいいところを知ろうと努力して、歩み寄れば、必ず相手の良さを見つけられて、新しい素敵な世界が広がるんだ、と思うようになったんです。
今まで「与えられた環境の中で生きる時代」の「組織」の中で生きる私たちは、「優劣」というラベルを付けるのが当たり前であり、仕方ない事でした。
でも今思い返すと、その行為そのものが「波動を下げる」という行為なのです。
元々私たちは、先ほど書いたように、宇宙を創り出したというほどの「高い波動」「高いエネルギー」を持っている体で生きているわけです。
そして体はもちろん、魂そのものも、当然そうした高いエネルギーです。
そんな高いエネルギー、高い次元、高い波動を持っている私たちなのにもかかわらず、これまでの「与えられた環境」の中で優劣をつけられ、それに怒り、憎しみ、嫉妬などを抱えながら生きてきたことが、波動をますます下げてしまい、ついには「私にはできない」「私は無理だ」と感じる生き方に行き着いてしまった人が多くなってしまいました。
しかし、もう新しい時代が本当に始まりました。「優劣」はもう過去のこと。
そして優劣がないのですから「怒りや憎しみ」を抱くことも、終わりですね。
誰かが「わからないことがあるので、教えてください!」と言ってくれたら、あなたなりの考えで「あ、こうですよ」と伝えればよいわけです。
もしかしたらそれが、どんな偉い先生よりも、その人の人生を変える一言になるかも知れない。
お互いが、立場や肩書きや貧富の差などを飛び越えて「ああ、なるほど!あなたの本当の気持ちが理解できました!」「私と一緒ですね。じゃあ、一緒に、こんなことやりましょう!」と、お互いの体の中にある高い振動/高次元の波動を理解し合い、同時に自分自身の元々持っている高い波動も理解し、さらにはお互いの振動を、共鳴させていき、良い時代を作り出す。
いま時代は変わりました。 まさに今、みんながお互いを理解し認め合い、まるで素敵な音楽のような、美しく豊かな新しい世の中に、変えていかなくてはいけないんです。
よろしくお願いします。
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