こんにちは。作曲家/シンガーソングライターの尾飛良幸です。
このブログは、30年以上の音楽活動を通じて気づいたことを、徒然に書いています。
さて、お盆前のこの時期本当に毎日暑いですね。先日もちょっとコンビニまで買い物に行こうと外出したのですが、本当に刺すような暑さでした。
そんな日差しを浴びていると、この「暑さ」から学べるものは何か、といつも思うんです。
ある人から教えてもらったことなのですが、こうした暑い時に『暑い』と思うのか、それとも『暑さを感じている』と思うのかによって、物事の捉え方が随分違います。
『暑い』というのは感情を伴ったもの。
暑いから嫌だとか、苦しいとか、帰りたいとか。
つまり「暑い」と思うことは、実は客観的でなくてものすごく主観的です。
逆に『私は暑さを感じている』となると、とても客観的になります。
私たちは、何で「暑さ」を「皮膚」が感じていますね。
まず皮膚が暑いと感じ、それによって体は、汗をかくことによって、体温を下げようとしてくれます。同時に、酸素をより多く体に取り入れようとするから、呼吸が速くなってくる。
このように「暑さを感じている」と捉えると、自分の体の動きに対して客観的にいられます。
だいたい物事がうまくいかない時というのは、物事を捉えるときに「感情」が伴ってしまい、自分の本来持ってる動きや能力が抑圧されて、動けないようになることが多いです。
『暑い、暑い、暑い、暑い』と言ってる人は「暑いから外に出たくない。何もしたくない」と、扇風機やエアコンの効いた部屋でぐったりして、本来持っている自分のさまざまな素晴らしい能力をストップさせてしまうことが多いように感じます。
逆に「暑さを感じている」って思う人は、暑さを感じているという「事実があるな」と思ってます。
まず「暑さを感じている自分がいるな」と思うわけですね。
そして更には、自分の体は「人間」ですから「高性能な能力をたくさん持っている」ということを知っていれば、こんなに暑くても、ちゃんとこうして汗をかいたり呼吸を早くすることで、暑さを外に逃がしてあげて、体の状態をいい方向に持っていこうと、自然にしていく力があるんだ、ということに気付いて、逆に自分の体に感謝したり、自分の体を誇らしく感じるようになります。
この2つの差はかなり大きいと思います。
なので、『暑い』ではなく『暑さを感じているな』と感じる練習をすることが大事だと私は考えています。
それは他のことも同じです。
私も去年から随分けがをしましたが、「痛い」じゃなくて「痛さを感じている」というふうに思うようにしていました。
「痛い」だと「苦しい、痛い、苦しい、嫌だ。もう、この状態から一秒でも早く抜け出したい」と思うようになり、これがひどくなってくると「この痛さから抜け出せるのだったら、どんな体に悪いことでもしてやる」と、例えばドラッグをやって、気を紛らわせてしまうとか、そんな人もいるかもしれません。
「痛い」と思っていると「感情」を伴いますから、そういう悪い思考になりやすくなります。
逆に「痛さ」と思うと「痛さを感じているな」と、自分を客観視することができます。
「この痛さは、病院に行って状況を見て、的確な処置をしてもらった方が、体にとって良さそうだな」という判断ができて、判断ができた上で、今度は行動ができますよ。
他にも例えば、「お金がなくて、苦しい」とか「人間関係に巻き込まれて、苦しい、嫌だ」というのも、「苦しい」という感情を感じてみることが大切です。
つまり「苦しい」ではなく「私の心はいま苦しさを感じている」と感じてみるということです。
「苦しい」というのは、心がザワザワし、そのザワザワした感覚を心が感じているという状態ことです。 それはまるで、風が吹いてきて肌がサワサワと感じていると同じ感覚です。
心に不安があって、心がザワザワする感覚というのは、実は「なんとなくの感じ」ではなくて、実際の「五感の感触」なんです。
だから、そういった不安をいま心が「ザワザワ」と五感として感じているんです。
私たちはみんな、大変な能力を持ち合わせている「人間」なので、例えば怪我をして傷口が痛む時なら「この痛みを解決するために、体の基礎免疫能力があるから、大丈夫。必ず、体は直そうとしてくれる」と理解する。
例えば人間関係で苦しかったら「大丈夫。自分は人間関係を修復する能力を元々持っているから、大丈夫」と理解する、ということが大事なことだと思います。
いま心がザワザワしてるならば、肌が風を感じてザワザワする感触を感じてるのと同じように、「今、心が苦しさを感じている、つらさを感じているな」と、そういう感触を心が感じている思ってみる。
『「苦しさ」という風を感じて、心がザワザワと感触を感じてるんだな』というふうに思えると、自分の人間の能力として、それを、乗り越えていく力があるんだから、それが発揮されてこの今の問題を乗り越えていける、ということに気づいていけると思います。
なので、今日のような暑い日に、汗をかくと同じように、何かで苦しさがあって、心がザワザワするのであれば、自分の体はその問題に対して、確実に良い方向に向かうための「的確な対処法と動き」をしてくれますので、皆さんにはそれが「ある」ということを疑わず信じてほしいなと思いますし、私もそうしていきたいな、と思います。
Flow:作詞 作曲 編曲 うた 尾飛良幸(2007年度作品)
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