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執筆者の写真尾飛良幸DMT

一番楽しい制作かも!ご当地ソングの作り方


※8分47秒あたりから再生してみてください。



ご当地ソングの制作は、とても楽しいですね。

自分の知らない街を知り、その土地の良さを理解し、音楽を作っていく作業はとても充実感のあるものです。

そして、完成した曲をお披露目して頂き、それを聞いた街の方が喜んでくれたら、嬉しさもひとしおです。

 

私がご当地ソングを作成する場合、どのように作業を進めているか、今日は簡単にご紹介します。


まずはその街の良さや特徴を教えてもらいます。

観光資料や公式サイトは、もちろんチェックしますね。

特におすすめの場所も教えて頂きます。


実際に行ける場所なら、足を運びたいところですが、遠方となるとなかなかそれも難しくなります。

その時活躍するのが、グーグルアースで散歩!

これは、結構時間をかけて、その街を探索しますよ


やはり、街の事を知らないといけない。

動画があれば、もちろんチェックします。画面越しではありますが、その街の空気感はやっぱり感じたいところです。


実際に自分がその街を散歩してみて、感じた印象や、人々の生活感、その街の未来や過去など、さまざまなことをイメージしていきます。



 

次に曲作りに入りますが、一番大事なのは「どんなジャンルにするか」

ロックなのか、ジャズなのかなどなど。


実際にクライアント様から、既存曲などで「こんな曲にしたい」というイメージ曲をいただいたりします。


ただもらった曲に似せるだけなら、なんの意味もありません。

そのイメージ曲のどんな部分が、今回のご当地ソングに相応しいと感じたのか、などかなりこちらも詳しくお伺いします。


このあたりのやりとりをかなり丁寧にすることで、仕上がったときに「思ったものと違う!」という事故が少なくなりますね。


イメージが固まったところで、作曲「ラララ〜♪」で作曲。

そこでまたクライアント様に確認してもらい、方向性の確認。


問題なければ、作詞に進みます。


 

作詞が終わったところで、簡単なカラオケに歌を録音して、もう一度クライアント様に確認して頂きます。


ここで、結構歌詞の修正が入ることが多いですね。

その修正をするときに、最初に調べておいた「街並み探索」が大きな力を発揮するわけです。


クライアント様の感じている空気感と、制作者が感じている空気感が同じなわけなので、話がとてもスムーズ!


音楽制作の現場ではこの「スムーズ」というのが、本当に大事です。

ちょっとした引っ掛かりが「ストレス」になり、最終的には楽曲の勢いに問題を起こします。



そして「作詞」「作曲」「簡易カラオケ」にOKを頂いた時点で、曲作りまでが完成した。ということになります。


ここから先は「編曲」「歌録音」「生楽器録音」「ミックスダウン」「マスタリング」と、通常通りの作業が進むことになります。


昔は、この辺りも普通に分業でしたが、今は、全部一人の作家が行う。というのが当たり前になってきましたね。


逆にいうと「ここまで全て一人でできるようにしておく」ということでもあり、面白くもあり、学ぶべきことも多いということですね。



 

ほんの小さい1つの歌が、その街の人々や子供たちを笑顔にし、そしてその街に訪れた人を笑顔にしていけるのが「ご当地ソング」



そこには「売れるか、売れないか」ではない、もっと大事な価値があると感じています。

ご当地ソングのご依頼は、頻繁に来るものではありませんが、次はどんな街の方々とであるのか、とても楽しみにしています。



オンラインで楽曲制作が完結する「そしきのうた」もご覧になってくださいね


尾飛良幸の






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