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執筆者の写真尾飛良幸DMT

今しかないこの一瞬を「切り取る」作詞法

人生は、嬉しいことも悲しいことも、本当に思いも寄らない、色んなことが起こりますね。

例えば、この1週間に起こった数々の出来事を、1週間前の自分が想像することは全くできません。


楽しいことは良いのですが、苦しいこと悲しいこと辛いことは、いつか乗り越えたいところ。その一つの方法として、自分の今抱えている想いを、外にアウトプットしてみると良いのではと思っています。



アウトプットの方法は、人ぞれぞれで良いですよね。

  • 文章を書く人

  • 思い切り歌を歌う人

  • 気持ちに寄り添う風景写真を撮る人

  • お友達とひたすらおしゃべりする人

 

音楽の私としては、「歌詞を書いて欲しい」って思っているんです。 人生で「歌詞を書く」なんて、ほとんどの人が経験しないですよね。

私が初めて歌詞を書いたのは、高校生でバンドをやっていた時でした。

先にメロディーがあり、そこに歌詞を書くことになったのですが、私は基本的に洋楽しか聴いてなかったので、日本語の歌詞の書き方が全然わかりません。

今思えば、まあ顔から火がでるような歌詞でしたね。


その後「伝わる良い歌詞」「伝わらない歌詞」の違いを、ヒット曲の歌詞がたくさん載っている「うたぼん」を読み込んで、調べ、自分なりの基準ができていくようになり、作詞の仕方が確立されていきました。




 


最初に良くある作詞の間違え、と私が思うことをあげると、、、

  • 伝えたいメッセージが決まってない

  • 登場人物や状況設定が決まってない

  • 1つの歌詞の中で、時間や場所がどんどん変わってしまう

  • などがありますね。


例えば、ランダムに選ばれた写真がこんな感じで5枚あったとします。


不思議なもので「こんな物語があったんだよ」と言われてこの写真をみると、人は「きっとこんなお話しかな?」と自分で想像してくれます。


歌詞もこれと同じです。

ぜひ皆さんも一度やってみて欲しいのですが、まず作詞を始めるときには「どんな物語か」を考えます。 主人公は誰か? 主人公が一番言いたいことは何か?

 

でも、それをそのまま書いてしまうと、普通の小説になってしまいます。

歌詞は小説のように「流れ」は書きません。


つまり

『物語の瞬間を切り取る』

それが歌詞です。


先程の5枚の写真を、まるで旅行の時のスナップ写真のように次々に見せていきます。

  • 初めてのランチパーティー

  • 笑顔の友達

  • 扉の向こう

  • 一人の私と寂しい食事

  • もしも未来のソファーがあるなら

  • 私もみんなと一緒に座りたい

  • 例えそれが仮想現実だったとしても

なんて感じです。

ちょっと歌詞っぽくないですか?


ここには「流れ」はありません。

ある「物語」の「とある一瞬」だけです。

それが私が考える『物語の瞬間を切り取る』ということです


こう考えると、1つのお話で、いくつもの歌詞を作ることができるんです。

一つでも歌詞を書いてみると、自分の新しい可能性にであうことができて、自信がつくことになりますよ。


ぜひ試してみてくださいね。

参考までに尾飛良幸の歌詞も聴いてみてくださいね。


藤野櫻子も、全て作詞は自分自身で書いていますので、聴いてあげてくださいね。


ライブも来てね!





尾飛良幸の




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