今、動画がすごく流行ってますね。
動画にBGMをつけると、動画のテンポが良くなったり雰囲気が良くなったりと、非常に印象を変えることができます。
さて、先日とても驚いたのが、YouTubeなどで動画を見るとき、普通の再生速度で見ない場合があるという話です。具体的に言うと、解説動画の再生速度を1.25倍や1.5倍、場合によっては2倍速で聞いたりすることがあると言うこと。
話し手がのんびりしゃべる人だったりすると、なおさら動画のスピードを速くして、聞くことがあると言う話ですね。
それを聞いたとき「音楽も『普通の速さ』で聞いても『1.5倍速』で聞いても、きちんと音楽的に良い感じで成立する音楽作りを、しておかないといけないのではないか」と、先日クライアントさんと話てたんです。
これは、非常に重要な問題です。
再生速度を『倍速』にした瞬間に、音楽がチャカチャカとうるさくなってしまい、話に集中できなくなったら、最悪です。
どのような再生速度で聞いても、心地よくそれぞれのテンポで成り立つような、音楽を動画に載せていくというのは、聞き手側の立場に立ったときに、非常に重要なポイントになるなと思います。
これが既存曲の場合だと、そういう想定で作ってませんので、普通に聞いた時は良い感じでも、早く再生した時に結構忙しなくなったり、曲がカチャカチャ聞こえたりしてしまう可能性があります。
ですので、やはりオリジナルのBGMを作るときは、そうした聞き手の立場に立ち、聞き手がどういう方法で聞くのか、と言う立場に立って音楽制作したほうがいいなと思いました
そしてもう1点。
大体話してる方の声は、スピーカーの真ん中から聞こえてきますが、例えばBGMはスピーカーの真ん中から、音がしないように、少しづつ右や左にずらしてあげると言うだけでも、喋り声が聞こえやすくなったりします。
そういった、本当に動画を見聞きする人の立場に立って、音楽制作を今後もやってきたいと非常に思います。
もしみなさんが音楽制作アプリ「GarageBand」などで、自分でオリジナルBGMを作り、自分の動画に貼りたいと思った時は、ぜひ動画の再生速度を早くしたり遅くしたりしてみて、そして音が鳴ってる位置を右にしたり左にしたりして、真ん中から外してあげるなどの、聞き手に寄り添った音作りを、心がけてみてくださいね。
それだけで、動画があなたのオリジナルBGMによって見違えるように、よくなりますよ! 【動画教材発売中】
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