※このブログで紹介しているメソッドは基本的に尾飛良幸オリジナルです。 力強く豊かで艶のある良い声を出すためには、しっかりと大きく呼吸することが必要ですが、ここでその息を吸い込むときのイメージについて、お話ししたいと思います。
息を吸う時に、筋肉に力が入り、力んだ状態で呼吸する事は、その後 声を発声する時にも力が入ってしまい、やはり良くないです。
しかしながら、やんわりとした息の吸い方をすると、不思議と声そのものも力がない芯のない声になってしまうのも事実です。
つまり脱力しつつも、力のある息の吸い方をすることが、非常にポイントになると言うことです。
一見、矛盾した感じに聞こえるかもしれませんが、このイメージを説明するときによく使うのが、気功などで、手のひらを前に突き出しながら、気や波動を送り、相手を倒してしまうようなイメージです。
もしもそういった気や波動を、手のひらから強烈に出せるとしたら、その波動を打ち出す前に、力強い息を吸い込むイメージを持つのではないでしょうか。
力んで息を吸うのではなく、まるで大きな空気の塊を、がばっと体全体に 取り込んでいくような、力強いエネルギーのある呼吸の仕方、と言うイメージです。
歌でも同様に、息を吸い込むときは、何気なくやんわり吸い込むのではなく、地面の底から力強いエネルギーを体に取り込むような気持ちで、しっかりと吸い込むようにすると、非常に声の出し方が変わってきます。
呼吸はその意識の仕方によって、様々な形で体に空気を取り込むことができます。
プロの歌手は、コンサートで2時間の間しっかりとした声を出す必要があります。
そのためにも、息を力強くしっかり吸い込む練習は、非常に大事なことだと感じています。 ♪ボイストレーナー尾飛良幸のスクール「おび音楽院」のオープンチャット!
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