先日のブログでは「音楽でお金を稼いで生きていく」について、実店舗の「パン屋さん」を例えにして、いろいろ考えてみたわけですが、あれからまたさらにその続きを考えてました。
今回は、実際の実務として「どうやって動けば良いか」と言うことを、考えてみたいと思います。
先日ブログに書いたみたいに、オンラインを使えば、非常にいろんなことができるのは、事実です。
実店舗でやっていたことを、オンラインに置き換えていけば、自分の家にいながらも、自分の音楽をたくさんの方に、聴いていただけたり、CDやチケットを買ってもらえるようになりますね。
では「なぜ音楽家は、それをやらないか?」
例えばパン屋さんで言うと「パンの職人さん」は「より良い、おいしいパン」が作れるように、パン工場にずっと入りっぱなしで、朝から晩までパンを作ってますよね。
音楽家も、実際のところ朝から晩まで、ずっと音楽を作ってます。
人から依頼があった音楽や、自分のオリジナル曲、コンサートやイベントに出演する場合は、歌の練習をしないといけないしね。
「コンサートを作る」と言う意味でも『ものづくり』と言うことには変わりない、と私は思ってます。
歌の練習をする時も、外に出て人と交流はできず、ずっと「作品を作っている」と言う感じになります。
そう考えると、前回のブログで書いたような、例えば
「チラシを作ったり」「試食用のパンをお店の前に出て『おいしいパンがありますよ!試食してみませんか?』と声をかけたり」あるいは「新商品のパンをお店の店内においしそうに飾り付けをしたり」と言うことを、実際パンを作ってる職人さんができるかと言ったら、やっぱりそれはできないと思います。
もしそんな時間があるなら、どうやったらよりおいしいパンができるか、どうやったらお客さんが喜んでいただけるパンが作れるか、ということに全力投球したいと思うのが、ものづくりの職人魂ですよね。
それは、音楽も一緒です。
もし、自分の音楽を周りの人に「聞いて下さい!」と、チラシを配ったりする時間があるのであれば、その時間はやっぱり「曲作り」に集中したり「歌の練習」に集中したいと思ってしまいます。
じゃあそう考えると、やっぱり職人さんである「音楽家」は、お金を稼ぐために、一般的な商売の活動はできない、と言う話になっちゃいます。
ただ今回は「出来ませんでした」ではなく、どうやったらできるようになるか、って言うことを、考えていきたと思ってます。
例えば、こういうお店ありますよね。
パンの職人さんが、パンを作ってるところを、お客さんが見れるように、ガラス張りになってて、職人さんが動いてるのが見える。
パンが出来上がってくる工程が見える。
そして、そのパンを作っている「良い匂い」が、外にもしてくる。
自分が今「どのパンがいいかな」って考えたときに、外から見て確認ができる。
見た目でも楽しめるし、匂いも楽しめる。
で、ときにはそのパンの作ってる過程が、どういう過程なのかが、きちんと表示されている。
なんて言うふうになると、工場見学のように、とても楽しいですよね。
これは、路面店でも同じだと思います。
よく駅前のおいしいお菓子屋さんが、いい香りをさせてお菓子を販売してたりとか、鰻屋さんの換気扇の外を通ると、すごいいい匂いがするとかね。
ああ言ったのも同じですよね。
そういうやり方であれば、職人さんがわざわざチラシを配らなくても、作業してることそのものが、広告になったり、チラシになったり、あるいは試食の代わりになりますね。
例えば、そのパンを作ってるとこのガラスに小窓がついてて、今出来上がったパンをひときれちぎって、見てる人に「これ食べてね!」てパッと渡す。
そうすれば、1人で試食のオペレーションできる可能性が出てきますね。
あと、お店に商品を並べるのも、事前に商品が出来上がったら出す場所をしっかり準備しておいて、出来上がったらパンをさっとショーケースに並べただけで、もう飾り付けが出来上がってしまう。
そんな風に飾り付けができている場所を、最初から準備をしておく。
そんなやり方なら、1人でオペレーションできる可能性が出てきますよね。
他にも、お会計も今は電子決済できますから「ピッ」と電子決済をお客さんがしてくれると、その時に合わせてチラシも届く、みたいなことが、全部システムとして作ってあれば、1人のオペレーションは可能じゃないかなと思ったんですよ。
これまで、そういった仕組みを考えるってこと自体、音楽家は考えたことがないと思います。
なぜなら、やっぱり「作品作り」に時間作りたいので、こういった「1人オペレーションするための仕組み」を考えること自体も、「そんな時間があるんだったら、練習したい!作品作りしたい!」って思っちゃいますよね。
だけどやっぱり、1人で集中して歌の練習したり、作品作りをしながらも、ちゃんと商品が売れていくオートメーション化しておけば、ちゃんと収益化もできて、お金の心配もしないで、さらに作品作りに集中できると言うことになります。
だからやっぱりこの「ワンオペで収益化できるシステム構築」をする時間を、ちゃんと作った方がいいんですね。
やっぱりね、今私もこのブログ書きながら「やっぱりそうだなぁ~」って自分でも思ってます。
実店舗でいう「チラシ」は、デジタル上では「ブログ」とか「メルマガ」「写真関係のSNS」ですよね。
あと販売する時の「レジ」は「販売ショッピングサイト」ですよね。
そこももう、お客様自身に操作してもらいましょう。
今、スーパーも「セルフレジ」だったりしますよね。
あの電車の「改札」も、昔あそこに駅員さんがいて、切符切ってた仕事があったなんて、若い子は想像できないいんじゃないですから。
いずれにしても、やっぱり「決済」は完全自動化にした方がいいですね。
その時決済の時に、自動的に何かお知らせが届く、みたいなことも考えてみたらいいですね。
色々書きましたが、やはり「音楽でお金を稼いで生きていく」というのは、これまで自分のやってきていることを崩さずに、他の「PR業務」「決済業務」等々をどうやってオートメーション化していけるかと言うことを、よくよく考えていくことで、構築していくと言うことだと思います。
私も、自分が音楽制作したりレッスンしてる様子を「ライブ配信」してますが、あのライブ配信もいってみれば、先程の「パン屋さん」と同じで、外側から音を作ってるところが見れるわけです。
ここで大事なのは、「ただ見れてる」だけだったらば『購買』にはつながらないですから、どうやったら、よりそこで「試食のパン」が出せるとか、あるいはその「試食パン」を食べた人が、すぐに『あっ!このパン買いたいな』って思って買える環境作りがしてあるか、って言うことを、私もまたもう一度子よく考えてみなければ、と思いました。
こうやって、ブログを書きながら、私自身も自分の考えをまとめている、と言うことでございます.。
なおこのブログも、私にとっては大切なチラシみたいなものですから、このチラシの下のところに「お知らせ」のせておきます!
ぜひ皆さん、ご興味あるリンクを覗いてみてくださいね。
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夢を実現するアイデア。すてきです❣️ 吟遊詩人のような街角ライブパフォーマンスから電波ライブショッピングに至るこの様な流通の仕組みを芸術家が手に入れる事が出来る事は、歴史的快挙ですね。芸術家にとって一番の苦手な事であり、精神的に一番辛い事(作品を「売る」と言う行為)でもある事が、その抑圧から解放されて、オーディエンスからは正当に評価を受けて対価を得る事が出来る。 是非、自作芸術作品販売システムのパイオニアとなって、後世の芸術家に生きて行ける道を示して下さい。 これは、芸術作品流通システムの革命ですよね❤️😊 尾飛さ〜ん頑張ってますね〜❗️応援📣してま〜す❣️🌸