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執筆者の写真尾飛良幸DMT

一番手っ取り早い「リズム練習」

更新日:2022年4月24日

※このブログで紹介しているメソッドは基本的に尾飛良幸オリジナルです。


歌では本当に「リズム」大事!

ほとんどの人が歌が上手に歌えない理由を

「声が出ない」「音程が取れない」「息が続かない」「滑舌悪い」だと思っています。

でもね、それらの原因が全てリズムだったりするんです。


それくらいリズムは重要。

発声1時間やったら、リズム練習を1時間やるくらい大事なんです。




 

私もかつては「なんとなくあってる」という人でしたが、色々な練習の結果「リズムを体感して歌う」ということが理解できました。


今日はその練習の1つ「リズムを半分の速さまで落として、そこから徐々に早くする」というをもの紹介しますね。


リズムというと、アップテンポの曲をイメージすると思いますが、実は一番リズムを大事にすべきは「バラード!」

バラードでリズム感がないと、本当に悲惨な歌になってしまいます。


極端な言い方をすれば、バラードは「ノリノリ」で歌った方がいいということです。

つまり、一般的に考えられている伸びやかな声の「バラード的な歌い方」ではないんですよね。




 

では、先日公開した私のYoutube動画【ボイトレ歌唱「海の幽霊」】を例に考えてみますね。

まずは一度聞いてみてくださいね



それでは、リズムの話をします。

この曲の元々のテンポは♩=90です。


ではまず、それを約半分の速さテンポ♩=50にしまてみました。ちょっと聞いてみてください。



おかしいでしょ!w



でもね、この曲の伴奏をちょっと変えてみます。

ドラムもベースもピアノも、倍の細かさで演奏してみます。

曲のテンポは同じく♩=50です。



どうですか?

歌はやっぱりちょっとおかしい感じしますが、なんとなくこれはこれで「こういう曲」という感じになってきました。


では、もう少しテンポをあげてみましょう



これはテンポは♩=70です。

すでに、これは新しい曲になってますね。

ノリがいい曲です。

歌も、曲のノリにマッチしました。


ではこのまま、元の速さ(テンポ♩=90)に一気にあげてみましょう。



凄いロックな曲になりました!!

歌も、意外にもロックな感じにになってますね。


ではここで、歌はそのままで、途中からカラオケを徐々に元に戻してみますね。


わかりますか?

ノリノリな歌い方のままでも、バックのカラオケを元のものに戻すと、元々のバラードの歌になってますね。


つまり、私がこの歌を録音した時は、体感としてこの「ノリノリの感じ」で歌っているんです。

この曲は「バラード」と思っている人が多いと思いますが、私は決して世間で言われているような「長い音符のバラード的な歌い方」にはしてないんです。



ここが非常に重要。


 

今回は、テンポを落として練習する方法を、リズム練習の1つとしてご紹介しましたが、リズムがわかった人は、一様に「今までと考え方が全く違う」とおっしゃいます。


それだけ、私たちのリズムには「誤解」があるというわけですね。


ぜひ参考にしてみてください。


自分の歌の診断してほしい方は、声診断にも気軽にお越しくださいね。





尾飛良幸の

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