※このブログで紹介しているメソッドは基本的に尾飛良幸オリジナルです。
スターダストレビューさんの「木蘭の涙」をカバーさせて頂きました。 1993年にヒットした、とても心にしみる美しいバラードですね。 こちらが御本家!
ボーカルの根本要さんの歌、本当にいいなあ。
私も多大な影響を受けております
この曲のメロディーは、どこか「日本的な印象」を感じる方もいると思いますが、その理由は音階にあります。「音階」は、その曲で使われている「ドレミ〜」のことですね。
世の中には、普通に知られているドレミ〜以外にも、ドレミがあるんです。
この曲では日本に昔から伝わっている「ヨナ抜き音階」を使っているんです。
「ヨナ抜き」とは「4と7の音をぬいたドレミ〜」のこと。
ドレミに数字をつけると、「ド=1」「レ=2」〜、という感じになっていきますが、その4番目は「ファ」、そして7番目は「シ」になります。
つまり「ファ」と「シ」の音をぬいた「ドレミ〜」のことなんですね。
「ド レ ミ ○ ソ ラ ○ ド」
このヨナ抜き音階をカラオケに合わせて、発声すると、とても音程が取りやすくなりますね。動画の中では、この音階をどのように意識して練習したら良いかを、詳しくお話しています。
動画の後半では、特に歌でハードルの高い【高音「い」行】をどのように捉え、この曲ではどのように歌えば良いかの、尾飛的の最新解釈をお話しています。
高音で出しづらい発音は「い」行はもちろん、そのほかには「え」行、「う」行だと思います。
発声練習で、喉を開け響きを十分に確保することはできます。
どの発音も、口の中が少し小さくなるので、喉を開けると、発音が変わります。
「い」は「え」に近くなり、「え」は「あ」に近くなり、「う」は「お」に近くなります。
発声練習で出せるようになった、響きの豊かな声を使って、歌を歌いたくなるのは、当然の感情です。でも、その音は歌詞にマッチしたものなのでしょうか。
歌詞を無視し、発声を重視しすぎた歌い方を、私は「発声おばけ」と呼んでいます。
より正しくそして響き豊かに「い」行を出せることは、もちろんとても大事なことですが、発声的に正しく出せることが、歌詞の世界観を表現したことになるかというと、それは違います。
動画では、実際に「発声的に響きがある声」で歌った時と、表現力だけを考えて技術は無視した違いを、歌っています。
良い声を楽に自由に出せるようになって、楽しく歌いたい!と思うのは、当然のことですよね。でも、歌うことの目的が「良い声で歌う」になってしまうと、本末転倒です。
聞いている人に、感動が伝わってこそ「良い歌だね」ということになります。
「技術力」と「表現力」を常に良いバランスにしてあげることが必要ですね。
ぜひ動画をご覧になってくださいね。
個人的に歌を勉強したい方は、体験レッスンにお越しください。
10月10日は尾飛良幸のオンラインライブです。ぜひこちらも遊びにきてくださいね。
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