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執筆者の写真尾飛良幸DMT

音楽活動の改革―新たな希望の光を音楽シーンに灯し続ける

こんにちは。作曲家/シンガーソングライターの尾飛良幸です。 このブログは、30年以上の音楽活動を通じて気づいたことを、徒然に書いています。


さて私たちは、今回のコロナ禍で「時代の転換」と「音楽シーンの変化」を体験してきたと思います。そしてこの体験をきっかけに、「音楽ってそもそも何だろう」と、その本質や役割について、考えることが増えました。


世界中で起こっている災厄や経済の不透明感、社会的な問題によって、今私たちはたくさんの不安を抱えて生きていますが、やっぱり私は「歌/音楽」には、新たな希望の光を放つ可能性があるって信じるんですね。

歌う子供たち


そこでchatGPTに試しに聞いてみたんです。

『今の音楽シーンの問題点を解決して、新しい音楽の未来を作る方法はありますか?』って。

そしたら、素晴らしい「模範的な解答」をしてくれました。唸るほど優等生な答えです。


でもね、これまで音楽シーンは常に「常識を刷新する」ことで前に進んできたんです。だから「模範的な解答」には飽き足りない。

ということで、その解答の『全く逆の答えを書いてください』と伝えたら、面白いものが出てきましたよ。


♪ファンとのコミュニケーションに対する反対のアプローチ:

 •ファンとのコミュニケーションの強化をしない

 •無料での音楽提供を継続する

 •若者の音楽への関心を無視する


♪音楽産業の売り上げモデルに対する反対のアプローチ:

 •統的な売り上げモデルを重視する

 •NFTなどの新たな技術を活用しない


♪オンラインライブに対する反対のアプローチ:

 •オンラインライブの提供を減らす

 •生の音や空気感の欠如を解消しない

 •コロナ禍でのリアルライブの難しさに対応しない

 •NFTによる音楽の乱用に対処しない

 •コミュニケーションの不足と不公平な点を改善しない


♪アーティストの自由な表現活動に対する反対のアプローチ:

 •アーティストの収益を無視する

 •既存の枠組みを維持し、新しい才能を排除する

 •権力を持つレコード会社や事務所の制約を強化する

 •芸術的な自由や批判の難しさを無視する


♪若者層への配慮に対する反対のアプローチ:

 •若者の意見や要望を取り入れない

 •高齢化したファン層への偏重を続ける

 •若者向けの音楽やサービスの不足を解消しない

 •若手アーティストやクリエイターの登竜門を創設しない



これ凄い内容じゃないですか?!

私も思わず声を出して笑いました。「状況をなんとかしよう」と思う人がいる中で、この提案をしてくる人は、いないんじゃないでしょうか。

コンサート


でもね、この内容をよくよく何度も読んでいたら、レコードが生まれてから現代の音楽シーンを作ってたこの100年の「音楽業界の問題点」が見えてきたんです。

まさにこの100年間は、世界でも日本でも「音楽産業」は商業的な成功や売り上げを追い求めることに重きを置き、アーティスト自身が本来の音楽の「本質や魂」を見失ってきた時期だったのかもしれません。


しかし、コロナ禍を経て、音楽シーンが大きな変革を迎える中で、私たちが本来の音楽の純粋性に向き合い始めたのではないでしょうか。不安定な時代だからこそ、音楽の純粋なエネルギーが新たな未来に光を照らし、人々の心を揺さぶる力を放ち始めているのではないかと思ったんです。


先のどのchatGPTが書いてくれた逆説的な提案を読みながら、私は「本当の音楽シーンの改革」とは、若者,ファン,売上,視聴媒体(レコード、カセット、CD、配信データ、NFTなど),音楽業界システムなどに振り回されず、音楽家が音楽そのものの純粋な魅力やパワー/エネルギーを、音楽を通じて表現し続けることではないでしょうか。

レコードと女性


私は、ファンや売り上げ、視聴媒体やシステムに翻弄されることなく、心からの感動や美しさを音楽を通じて伝えることが、真の音楽の力だと思います。

その音楽が持つ「癒し」「共感」「希望」を、この不安定な世界に届けるために、私たち音楽家が生み出せる「音楽の力」を最大限に発揮すべき時なのだと思うんです。



コロナ時代が終わりを迎えつつある今こそ、音楽家はが、音楽シーンの本質的な改革を成し遂げる時だと思います。

「お金を稼げなくてどうするんだ!お前こそ、そんな夢物語の中に生きてるから、今の活動も家族も環境も全然守れてないじゃないか!」というお叱りの声が聞こえてくると思いますが、そこで「お金、地位、名声、安心、安全」と求める動きをしたら、これまでの100年の音楽シーンと何も変わらないと思うんですね。


そうじゃない。

音楽は太古の昔から『神と地』をつなぐ存在だったじゃないか。


ファンや売り上げ、視聴媒体やシステムに翻弄され、募る不安にあおられて、「お金、地位、名声、安心、安全」を求めてしまったら、レコードがなかった時代には普通に行われいた、本当の意味での「音楽活動」の方向には進めない。


これまでの道じゃない方向に、舵を切る時は「今」


生きていけなくなるかもしれないし、今いる場所から退去しないといけなくなるかもしれない。でも誰かが始めて、新しいモデルを提示できなくてはいけない。

そんなパイオニア精神と、自分がそのパイオニアになるんだという覚悟が必要な時です。


私も、とても弱く小さく無名な存在ですが、そんなパイオニアな活動の仕方ででも、世界にちょっとだけでも貢献できれば、生きてきた意味も少しはあるんじゃないかなって思います。


新たな音楽の光を導いていけるように。

未来に向けて輝き続ける音楽の道に、希望の灯火をともしていきたい。

音楽を通じて、私の周りの人だけでも幸せでいて欲しいと心から願っています。



 

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