※写真はイメージです。
・私の信念~その2「絶対にサジを投げない」~
尾飛良幸のボーカルレッスンは、5月末を持って終了します。
その25年の中で、私が心に決めた9つの「信念」を、クイズ形式で振り返ってみたいと思います^^
さて、早速クイズです。
私がレッスン内で、最も丁寧な気持ちになるのは、どんな時でしょうか?
1:生徒さんがこれまで出なかった良い声が、ばーんと出た時
2:生徒さんが「諦める」「無理だと思う」と言い出した時
3:お月謝をもらう時
さて、正解はどれだと思いますか?
正解は。
「2:生徒さんが「諦める」「無理だと思う」と言い出した時!!」
生徒さんは、色々な目的を持ってレッスンに来ます。
・紅白歌合戦に出たい
・武道館でライブがしたい
という大きい目的から
・お友達とカラオケに行く時、恥ずかしくないようにしたい
・最近、声が出なくなってきた
・話してて聞き返されないようになりたい
という個人的な目標まで、本当に様々です。
目的の大小は、レッスンには関係ありません。
どの目標も、その人にとっては非常に大事なものです。
レッスンが始まって半年くらいまでは、みなさん楽しく自己練習したりされますが、問題はその先です。
大抵の場合
・時間がない
・練習してない
・他にやることがある
など、最初の目標が霞んで来ます。
そして究極なセリフが出てきます。
それは
「自信がない」
業界先輩の中には
「そんな『自信ない』とか言ってる人は、絶対にこの業界でやってけるはずないんだから、とっとと辞めさせちゃった方が良いんだよ」
と私にアドバイスくださる方もいらっしゃいます。
特にプロを目指すなら、確かにそんな甘い世界じゃないですね。
でもね、
もしかしたら自信がなくなっているのは、今だけかもしれない。
例えば、来年になったらまた練習たくさんできるようになるかもしれない。
突然、大手レコード会社からスカウトされるかもしれない。
そう考えると、「とっとと辞めろ」なんて、私は言えません。
だって、先生が生徒さんのサジを投げてしまったら、
完全にその生徒さんは「おしまい」じゃないですか。
昔ある生徒さんが、有名プロデューサーに歌を聞いてもらったことがあるんですね。
生徒さん本人は、まだまだ自分がダメなところがたくさんあるのは、わかっていたし、それを改善するための努力も、しっかり頑張っていました。
でもその有名プロデューサーは、けちょんけちょんに「ダメ出し」しまくったんですね。
生徒さんのその時の落ち込みようっていったら、、、
とてもかわいそうでした。
生徒さんが言われた事を簡単にまとめると、
・そんな歌うたっているようなら、この業界でやっていけない
・こんな「ダメ出し」食らったくらいで落ち込んでいるようなら、この業界でやっていけない
これって、なんなんでしょう。。。
その時に私は一つ決意をしました。
『どんなことがあっても、先生は常に絶対に生徒さんの味方でないといけない』
『たとえ生徒さん本人が諦めても、私は絶対に諦めない』
そして、レッスンでは「失った自信を、いかに回復するか」をテーマにレッスンを進めました。
・自信とは何か
・自分にとって歌とは何か
・これからの人生、どんなロマンを持っているのか
など、生徒さんと一緒に原点を考える時間が続きました。
あれからずいぶん時間が経ちましたね。
今、その生徒さんは私のもとを卒業し、もう自分の力で音楽人生を歩んでいます。
楽しく定期的にライブをし、ファンの方に支えられ、そして歌でファンを支え、
毎日を音楽とともに過ごしています。
昔私に話してくれた、自分自身の理想の活動を、自分の力で勝ち取ったように、私は見えます。
あの時、諦めなくて本当によかった。。。。
他にも、もう既に私の元から巣立った生徒さんをたまにSNSで見かけます。
その時、いつも思います。
「私はあなたの才能を今でも信じてますよ」って。
これは、本当なんです。
私の信念その2
『絶対にサジを投げない』
は、こうして生まれてくる事になりました。
現在でもレッスンの中で「自信」の話をすることは、非常に多いです。
・自信があっても私は私
・自信がなくても私は私
自信のある無しで生徒さんの良し悪しをみるのではなく、その生徒さん自身の本当の才能としっかり向きあうこと。
それが大事なんじゃないかな、と常々思います。
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追伸:「自信」の「信」の成り立ちを調べたら、ニンベンは「心」、言うは「言葉」を表しているそうです。
つまり「心と言葉を合わせること=信」
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尾飛良幸のボーカルレッスンは、上記のように5月末を持って終了します。
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